心理臨床家の独り言

臨床心理士・公認心理師として日々カウンセリングを行っています。何気ない日常の中で感じたこと、考えたことを綴っています。

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心の天気

笑えない日、うまくいかない日は、あなたが悪いわけじゃない。

朝からなんだか気持ちが重たい。
笑顔が出ない。
ちょっとしたことでイライラしたり、涙が出そうになったり。
やる気も集中力もなくて、「自分ってなんでこうなんだろう…」と落ち込んでしまう。

そんな日、ありますよね。

でも、そんな日があったとしても、
あなたが悪いわけではありません。


◆ 心の「天気」も変わっていく

心理学では、私たちの感情や思考、行動は“その日の心のコンディション”に大きく影響されると考えられています。

たとえば——
・体調がすぐれない日
・前日に眠れなかった日
・なんとなく不安が続いている日
・人間関係で疲れたあと
・天候や気圧の影響 など…

こうした目に見えない「小さなストレス」や「心の疲れ」が積み重なると、普段はできることも手につかなかったり、気分が沈みやすくなったりします。

これは「怠け」でも「甘え」でもありません。
むしろ、心のエネルギーが足りていないサインです。


◆ たまたま今日は「雨の日」だっただけ

うまく笑えない日。
やる気が出ない日。
人と話すのがしんどい日。

それは、自分の性格や努力の問題ではなく、**「たまたま今日は心の天気が雨だっただけ」**と考えてみてください。

雨の日は、無理に外に出て走らなくてもいい。
お部屋で静かに休んだっていい。

心も同じです。
「うまくできない日」は、次の晴れの日への準備期間。
気づかないうちに、自分を整えている時間かもしれません。


◆ 自分に向ける言葉を変えてみる

私たちは落ち込んだとき、つい自分にきびしくしてしまいがちです。

「どうしてちゃんとできないの?」
「みんなは頑張ってるのに」
「こんなんじゃダメだ」

そんなふうに自分に言い続けると、心はさらに縮こまり、疲れてしまいます。

そんなときこそ、こんなふうに声をかけてあげてください。

「今日はよく頑張ってるね」
「こんな日もあるよ」
「まずはゆっくり休もう」

自分に優しい言葉をかけることも、立派なセルフケアのひとつです。


◆ 最後に

笑えない日も、うまくいかない日も、あなたの価値は何も変わりません。

どんな天気の日でも、空がそこにあるように、あなたの存在も、ちゃんとここにある。

どうか、そんな日こそ、自分を責めずに。
ゆっくり呼吸をして、心の雨音に耳を傾けてみてください。

そして、また晴れる日がくることを、信じて待ってみましょう☀️🌈

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