見えない“根”が、私たちを支えている
相田みつをさんの言葉から思うこと
花を支える枝、
枝を支える幹、
幹を支える根、
根は見えねぇんだなぁ
―― 相田みつを
この詩を読むと、いつも胸の奥がふわっと温かくなります。
そして、ふだん私たちがどれほど「見えるもの」ばかりに気を取られているかを、そっと気づかせてくれるような気がするのです。
見えないけれど、確かにあるもの
花は、その姿が美しくて、目を引きます。
でも、花だけで咲いているわけではありません。
花を支える枝があり、その枝を支える幹があり、
その幹をしっかりと支えているのは、土の中にある「根」。けれど、その根は、私たちの目には見えません。
私たち人間も同じです。
表に見えるのは、行動や言葉、成果や振る舞い・・・
でもそれを支えているのは、誰にも見えない「心」です。
だからこそ、
心が元気でいること、
心が安定していることは、
人生を支える“根”がしっかりと張っていることと同じなのだと思います。
根が育つのは、晴れの日だけじゃない
植物の根は、ただ陽の光を浴びているだけでは育ちません。雨が降り、風が吹き、ときには嵐にさらされながら、それでも少しずつ、地中深くに伸びていくのです。
心も同じです。
うまくいかない日、つらかった経験、悩んで動けなかった時間・・・そうした「しんどさ」を通してこそ、
心の根は深く、しなやかに育っていくのかもしれません。
心理学でも、挫折やストレスを乗り越えた経験は、
レジリエンス(心の回復力)や内面的な成長に大きく影響するとされています。
自分の“根”に意識を向けてみる
私たちはつい、「目に見えるもの」で自分を評価しがちです。でも、どれだけ見た目が立派でも、根が弱ければ、すぐに倒れてしまうのは、木も人も同じ。
だからこそ、外に見える結果ばかりを追いかけるのではなく、「自分の心(=根)」をどう整えるか、どう育てるかに意識を向けてみることが、とても大切です。
心が疲れているときは、「今日は、根っこを育てる日にしよう」と、そっと自分に声をかけてあげてください。
それだけで、目に見えない部分が確かに育っている・・・そんな実感が、少しずつあなたを支えてくれるはずです。
🌱見えないけれど、確かにそこにある「心」という根。今日もあなたを静かに支え続けている、その存在を忘れずにいたいですね。

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