心理臨床家の独り言

臨床心理士・公認心理師として日々カウンセリングを行っています。何気ない日常の中で感じたこと、考えたことを綴っています。

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心の栄養

食事は身体だけでなく「心の栄養」にもなる

マインドフル・イーティングのすすめ

私たちは毎日、当たり前のように食事をしています。
けれど、その「当たり前」の時間をどう過ごすかで、身体だけでなく心の満たされ方も大きく変わってきます。

「とりあえず食べる」から「味わって食べる」へ

忙しい日々の中では、つい「とりあえず食べる」という感覚になってしまうことがあります。
食べる目的が「お腹を満たすこと」だけになると、栄養は取れても、心の豊かさは感じにくいものです。

そんなときに意識したいのが、マインドフル・イーティング(Mindful Eating) です

マインドフル・イーティングとは?

マインドフル・イーティングとは、食事を通して「今この瞬間」に意識を向けること。心理学やマインドフルネスの実践法のひとつです。

たとえば――

  • 一口ごとに、味や香り、食感をじっくり感じる
  • 食材がどこから来たのか、作ってくれた人に思いを寄せる
  • 「美味しい」と心の中で言葉にしてみる

このように、ただ食べるのではなく、五感を使って食事を体験することで、心が穏やかになり、幸福感が高まることがわかっています。

心に届く「小さな気づき」

「今日はこんな味を感じる」
「この香りを久しぶりに味わった」

そんな小さな気づきが、心を柔らかくほぐし、安心感や充実感につながっていきます。
これは心理学でいう“ポジティブな感情の積み重ね”にも近く、ストレスの軽減や自己肯定感の回復にも役立ちます。

食事をセルフケアの時間に

食事は身体に栄養を届ける行為であると同時に、心を整える大切な儀式でもあります。
「ながら食べ」ではなく、「味わう食事」に変えるだけで、心はずっと軽やかに満たされていきます。

今日の食事を、**“心を労わるセルフケアの時間”**にしてみませんか?
身体だけでなく、心も豊かに養われるひとときになりますように。

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