心理臨床家の独り言

臨床心理士・公認心理師として日々カウンセリングを行っています。何気ない日常の中で感じたこと、考えたことを綴っています。

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自己受容と他者受容のあたたかい循環

「もっと頑張らなきゃ」
「こんな自分じゃだめだ」
「人と比べて、自分は全然できていない」

そんなふうに、自分を責める気持ちが顔を出すとき、
私たちは心の中で、知らず知らず「理想の自分」と「今の自分」を比べています。

でも、完璧な自分でなくていいんです。
どんなにうまくいかない日があっても、
立ち止まるときがあっても、
それが「今ここにいる自分」です。

まずはその自分を、
「大丈夫だよ」「今日もここまできてくれてありがとう」
と、そっと認めてあげること。

それが、自己受容のはじまりです。

自己受容は、
何かを頑張ったご褒美として得られるものではなく、
日々少しずつ育てていく小さな習慣のようなもの。

自分を認め、責める気持ちに気づいたら立ち止まり、
「今の自分でも大丈夫」と言ってあげること。

不思議なことに、
そうやって自分を許せるようになると、
他の人の弱さや不器用さも、
自然と「それでいいんだな」と思える心が育っていきます。

これを他者受容といいます。

自己受容と他者受容は、
どちらか一方ではなく、ぐるぐると循環しています。

「自分を受けとめることができる人は、
人のこともやさしく受けとめられる」

このあたたかな循環が、
人とのつながりや安心感を育てていくのだと思います。

もし今、あなたが「もっとこうでなきゃ」と苦しくなっていたら、
どうか今日だけは、その思いを少し横に置いてみてください。

完璧じゃない自分に「ありがとう」と声をかける。
その一歩が、きっと明日へ続くやさしさを育ててくれます。


今日も、ありのままのあなたでいて大丈夫です🌿

“自己受容と他者受容のあたたかい循環”. への2件のフィードバック

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