心理臨床家の独り言

臨床心理士・公認心理師として日々カウンセリングを行っています。何気ない日常の中で感じたこと、考えたことを綴っています。

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心のブロックに優しく向き合う

「本当はやってみたいことがあるのに、なぜか動けない」「こんな自分じゃ無理だって、すぐにあきらめてしまう」「どうせ自分なんて…」という言葉が、心の中でよぎってしまう。

そんな経験はありませんか?
こうしたとき、私たちの中にある“心のブロック”が、
そっとブレーキをかけていることがあります。


◆ 心のブロックとは?

心理学では、**「心のブロック」を、過去の経験や思い込みから生まれる無意識の“制限”**として捉えます。

たとえば——
・子どもの頃に「失敗して怒られた」記憶
・努力が報われなかった体験
・「こうあるべき」という周囲の価値観
・誰かから言われた否定的な言葉

こうした経験は、心の奥にじわりと残り、「どうせうまくいかない」「やってもムダ」というブレーキをかけてしまうようになるのです。


◆ 実は、あなたを守ってくれていたもの

忘れてしまいがちですが、
心のブロックは**“悪者”ではありません。**

それは、かつての自分を守るためにできた、心の反応です。
傷ついたとき、これ以上傷つかないように。
失敗したとき、これ以上苦しまないように。

ブロックは、自分を守るために生まれた“こころの壁”なのです。だからこそ、無理に壊そうとせず、やさしく見つめることが大切です。


◆ 心のブロックをゆるめるためにできること

心のブロックに気づいたときは、こんな問いかけをしてみてください。

  • 「どうして私は、そう思うようになったんだろう?」
  • 「本当は、私はどうしたいんだろう?」
  • 「このブロックができたとき、私は何を守ろうとしていたんだろう?」

こうした問いは、ブロックの裏側にある「本当の気持ち」や「望み」に気づくきっかけになります。

焦らず、少しずつで大丈夫。
“変わろうとする自分”を責めないで、
“そのままの自分”にやさしく寄り添うことが何よりの第一歩です。


◆ 最後に:心が少しでも軽くなりますように

私たちは、誰の目にも見えないところで、たくさんの気持ちや過去を抱えて生きています。

だからこそ、「うまくできない自分」も「ブロックを抱えている自分」も責めずに、そのまま受けとめてあげてください。

今日という日が、少しでも自分らしく、自由に歩める一歩になりますように🌿

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